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実らぬ憂鬱性
ついにここまできた。
全ての芸術をひっくり返す、このときが。
あともう少し、もう少しなんだ。
動けよ、身体。憂鬱を散らせ。
全て芸術に与える衝撃、この大きな机上の立体図。
公式HP http://music.geocities.jp/karolszymanowski2000/main.html
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kyrie
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ルトスワフスキ:交響曲第3番 聴き比べ
2009/12/20(Sun) 18:03
Category:
クラシック鑑賞
メルヘンにおいてマーラーの第三、第七交響曲、ショスタコーヴィチの第四交響曲に比肩する。個人的20世紀の交響曲ベスト20には入りそう。そこにマーラーやシベリウスやP.M.デイヴィスの諸作品が入ることを思うと、
私はこの曲を法外なほど高く評価している。30分、単一楽章。
たぶん、日本で手に入るCDは網羅している。
尾高 忠明 BBC
この曲の暗さを徹底した名盤。根暗な日本人らしさを発揮して、とにかく淡水のごとき筆記で曲を塗りつぶしてゆく。
展開は非常に遅く、細部にあくまで拘泥する。その結果、自作自演以上に緻密に音は鳴らされ、全体像が浮き彫りになる。
この曲を愛する者には絶対に薦めておきたい。爽快感は、ない。また、ユーモアも若干相殺されている気がする。
それでも、圧倒的な感情の渦に巻き込む展開部やクライマックスは感動的で、それが日本人的に細い線で描かれているのが、
現代的でよい。集中力は要するが、感動的な名盤だ。スケールの大きさは獲得しているが、それが力技で無い点も評価できる。
オケも上手いとは言えないが、頑張っているようだ。
バレンボイム/CSO
尾高盤とはまるで正反対の性格で、面白い。尾高が日本人的根暗さでじとじとちまちまおそ~く展開するのに対し、まるでカルフォルニアか
イタリアの陽光の中を駆けるように爽やかで快速の演奏。尾高盤がオケの点で残念なのに対し、こちらは天下のシカゴ響である。
アンサンブルや一体感という意味では、素晴らしい。バレンボイムを評価する批評家も増えてきている中、是非ベルリンフィルとこの曲を
再録してもらいたいものだ。この演奏、細部には拘らすに疾走するが、そうして初めて聴こえてくる本質を宿しているのも確か。
響きが現代的なのだ。チェーン形式もこのような解釈のもとで映える。尾高が音響の面で失っているものを、バレンボイムは鮮やかにかつ軽やかにかつ
色彩豊かに描き出してみせる。音の流れるような性格、上にも書いた疾走感が、単純に気持ちいい。これはこれで、評価できるアプローチである。
金管も派手で、とにかく聴いてて愉しくなれる盤だ。
サロネン/ロスPO
甘く口どける木管、楽器の優しい扱いがユニーク。
緩い緊張感を幻想的なタッチで描く。情感豊かで、勾配があまりみられない分、迫力や厳しさは皆無だ。
音が柔らかいので聴きやすい。目を覆いたくなる現実は、この盤では響かない。音楽本来の牙が、丁寧に包み隠されている。
弱音部分の楽器の扱いはとても丁寧で好感がもてる。水のように滾々と湧き出る楽想が戯れる。
響きのブレンドはもはや職人技。その分もっと金管を鳴らしてほしいかも。
ウィト/PNRSO
全体の音響が、よく研究されている。一音一音のこだわりと、楽想ごとにおける俯瞰とが、この曲を集中力で一気に描き上げる。
力強い暗い衝撃だ。様々なイベントをいちいち鮮やかに照らすことはせず、代わりに曲想を一貫させ、暗さを獲得している。
ルトスワフスキ後期と中期の境にあるこの曲の、後期的な恐怖を主に表現しており、まるでポーランドに住むという怨霊に憑かれたかのようだ。
同じく暗い尾高盤との違いは、迫りくる躍動感が溢れている点である。悲鳴のような尾高盤に対し、こちらは力強い情念とでも呼ぶべきか。
ルトスワフスキ/BPO
自作自演。さすが自分の曲だけあって、細部に至るまで明瞭な演奏だ。音は控えめで、大言壮語しない。
他の盤で聴けないのは、普通の演奏では埋もれてしまうであろう声部が浮かび上がるところで、その浮かび上がりが
本人の自作に対する愛情を反映しているようで、微笑ましい。演奏自体は、クリアな音色で、全くロマンチックじゃない。
曲自体はなかなかロマンチックだと思うのだが、あくまで現代的な解釈を貫く。弦の千切れそうな繊細な音がとても美しい。
スケールこそ、細部にこだわるがゆえに相殺されているが、聴くべきところは多い。特に展開部のフーガは、
声部が絡み合い、どのパートもうねうね自在に動いていて、面白い。もう少し管を鳴らしてもいいのではないか、とも
思うし、小粒な演奏だとも思うが、瞑想度が高く、感情を排した解釈はなかなかに抽象的で、自作自演であるという点を
無視しても、十分立派な演奏だ。
ルトスワフスキ/PNRSO
これが、ルトスワフスキの最期のレコーディングだという。それだけで何か悲愴なわくわく感を覚えてしまう。
音の純粋な遊びとしては、非常に高級。この曲に内在するドラマチックな情念は、まったく表現されていない。
軽やかで、少しも力で訴えない。あくまで冒頭の印象だが。
透明の極みにある愉悦に、心を白く塗られるがまま、次第に怖くなってくるのはなぜだろう。
音は軽いが、研いだ刃物のような鋭さをもち、それは峻厳でさえある。
無表情の能面の如き恐ろしさ、とでも言いたい。面が、心の痛みを訥々と吐露する。抗菌された部屋が白すぎて怖い。
そうやって聴き進んでいくうちに、希薄だった感情性がじょじょに指揮者の中で疼きでもしたのだろうか。
どうしようもなく押し寄せる思いが、無表情を許さない。
ポーランドの暗い歴史が、重みもなく、あらゆる付加物を除き去ったのちの虚無と無念とで、揺さぶってくる。
次第に粘りを増していく音が、感情的に高まっていく様は、まさに恐怖。
お寄せいただいたコメント
kyrie
2009/12/20(Sun) 23:25
あ、データ欲しい方にはメッセ等であげますよ。
さすがにこの曲はニコ動やようつべにはなかった…
無限∞虚無
2009/12/21(Mon) 00:54
kyrieが好むものも色々聞きたいねぇ.
ちなみに,ようつべでググッたらこんな懐かしいものが出てきた件.
http://www.youtube.com/watch?v=43Yj6tUAFII
kyrie
2009/12/22(Tue) 14:38
>フェイト
俺は膨大なクラシックCDをもってるからね…
その数なんと5000枚から一万枚にまで上るという話もある。
なつかしすぎww
評価低すぎてワロスwww
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ザの人
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卒論書き終わったぁぁぁぁああ
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2009/12/16(Wed) 15:18
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冬休み~♪
2009/12/23(Wed) 17:14