http://music.geocities.jp/karolszymanowski2000/kaiga.htm

フランスから無事帰ってきました。
この二者は、オルセー、ルーブルを回るうちに発見した、知らなかった
けれども、これは凄いと思った画家達です。
まだまだ沢山いますが、夏休みのうちに全てを公式HPで採り上げたいと思っています。

それからブルックナーの方も随時更新しています。
次にはマーラーの名盤紹介に移るかも。。

現代美術の見方ーピカビア

2006/09/24(Sun) 18:55 Category: 絵画
現代美術の見方ーピカビア
このコーナーでは、私的西洋絵画の見方をやろうと思っています。
第一弾はイタリア未来派、ピカビア。
まず驚かされるのは、コーラージュの技法による人の顔の重なりである。
一人の表情を見ていこう。左上の人物、陶酔的な表情をしている。
その輪郭に沿って白い枝が見える。その白さは全体に暗い絵の中で
ハッとすることだろう。枝を目で追っていくと、第二の人物に至る。
白い葉が展開され、ここに美しい図形を見る。
その斜め右上を見つめる眼差しを横目に、我々は一番大きな顔をした
人物に至るか、すぐ下の儚げな花に至るかは任意である。
花を見るならば、その完全な図形性と、黒き枝の大胆な曲線に
目を奪われることだろう。その黒い枝に、先の白い枝が再び
意識に回帰してきて、その効果を高める。
青ずんだ背景に溶けそうな透明な花、黒い枝に支えられ一際印象的である。
しばし花を見つめていると、その枝が交差する、人間へと再び目を向けることとなる。
黒い曲線に装飾された柔和な手が、その上の顔の重なりを指示する。
一番大きな人物の額に流れる水色の川。それと白い枝、黒い枝、人物の輪郭の曲線が絵全体を支配する。
そこに立ち現れる上を見つめる慈悲の眼差し。左下の青。花。曲線。
いつまで見ていても飽きない、感動的な作品だ。
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